2008年11月27日木曜日

ハイデン先生の本

注文していた本が届きました。『Governance and Politics in Africa(アフリカのガバナンスと政治)』という本です。この本、IDSの図書館でたまたま見つけたのですが、ガバナンスの概念、ガバナンスと政治学の関係などが包括的にわかりやすく書いてあり、アフリカのみならず、広くガバナンスの基礎テキストにもなる本だなと思って、早速アマゾンで買いました。

この本の編者であり、第1章「ガバナンスと政治学」を書かれたゴラン・ハイデン(Goran Hyden)先生は、私がアフリカ政治研究において特に尊敬している方です。スウェーデン出身で、フロリダ大学で教えていらっしゃいます。

政治学は、国家や権力など、目に見えない概念が中心の学問なので、言葉をいかにうまく使って説明できるかが勝負だと思うのですが、一流の学者が著した本や記事は、私から見ると実に「エレガント」で、ハイデン先生が書かれた文章はその極みという感じです。

因みに、ハイデン先生はタンザニアを研究対象とされており、私がタンザニアにいた間も、会議や調査のためにいらっしゃって、何度かお話する機会がありました。お話をしているうちに、下の名前で呼んでいいよ、と言ってくださったので、恐れ多くもゴランと呼ばせていただいております。今も時々メールをお送りしていますが、その度に、こんな著名な先生を下の名前で呼んでいいなんて・・と恐れつつ興奮しています。

写真は少し前にIDS前で撮った銀杏です。もう葉っぱは全部散ってしまいました。

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