同時に、ワークショップは終日行われたのですが、途中で、参加型の話はもうお腹いっぱいという気持ちになりました。
貧しい人たちの声に耳を傾けること、貧しい人たちがもつ潜在能力を引き出すこと、私たち外部者が貧しい人たちから学び、変わることの重要性などが主なメッセージでしたが、私としては、国全体の政策を決める政府はどうやって人々の声を集約するのか、現在のグローバルな環境の変化に参加型の視点で対応できるのか、といったマクロな実務の視点と結びつけることができず、葛藤も覚えました。
貧しい人たちの声に耳を傾けること、貧しい人たちがもつ潜在能力を引き出すこと、私たち外部者が貧しい人たちから学び、変わることの重要性などが主なメッセージでしたが、私としては、国全体の政策を決める政府はどうやって人々の声を集約するのか、現在のグローバルな環境の変化に参加型の視点で対応できるのか、といったマクロな実務の視点と結びつけることができず、葛藤も覚えました。
いずれによせ、ワークショップを通じて自分が途上国の政治への関心が高いことが再確認できたので良かったです。それにしても、途上国の開発に関する仕事や勉強って、自己を内省し続けないといけないので、ある意味過酷な(?)分野だなぁと思います。
1 件のコメント:
大変興味深く読ませて頂きました。Machikoさんの葛藤に共感を覚えます。
ただ、90年代に構造調整による不自然な『民主化』を経たアフリカ諸国には、いまだ民主政治の基礎構造がほとんど出来上がっていないように思われます。
民意を集約する体制側のシステム構築も重要ですが、それにも増して、民主政治の核を成すべき国民の意識が、まだまだ地域や民族に限られたレベルに留まっていることは、深刻な問題であると思います。
民意を国家レベルでまとめるのが困難な状況においては、場合によっては国家主導の若干『社会主義的』な政策の打ち出しも必要悪と認めざるを得ない側面があるのではないかと僕は思います。もちろん、時代に即さないもの、明らかに民意に反するものは排除されるべきですが。
スワヒリ語という共通言語を媒体に国家としての意識を根付かせたタンザニアは、その意味では非常に面白いケースですね。あとは教育水準の向上が鍵となるのでしょうか。
根が深いですね。
素人が口を出す話題ではないと知りつつ…、失礼いたしました。主題から外れてしまいました。
Kuwashi
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