2008年10月2日木曜日

ブライトンの語源

日本にいる間にイギリスに関する本を数冊読んだのですが、その中にイギリスの地名の語源についての本もありました。

それによると、ブライトン(Brighton)の語源は、「ベオルセルム(Beorhthelm)の入植地」で、ベオルセルムは、中世のウィンチェスターの主教の名前のようです。19世紀初頭までは「ブライセルムストン(Brighthelmstone)」と呼ばれていましたが、短くブライトンになったとのこと。私は勝手に、ブライトンは輝く街(bright town)が語源かと思っていました。 いずれにしても、ブライトンと短くなってよかったです。ブライセルムストンなんて、長くて舌をかみそう。

私の通う大学名でもあるサセックス(Sussex)は、「サクソン人(Saxon)の南部(South)の領土」という意味です。イギリスには他に東部のエセックス(Essex)、中部のミドルセックス(Middlesex)という地名もあります。因みに、サクソンは短剣を意味する「セアクス(seax)」に由来しています。短剣の人々なんて強そうですね。

(出典:C・M・マシューズ著、出口保夫訳 『英語 地名の語源』(北星堂書店))

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