先日予告したとおり、昨日は「
ブログ・アクションデー」だったので、「貧困」をテーマにブログを書こうと思っていたのですが、なぜか寮のインターネットがずっとつながらず、このイベントに参加できませんでした。残念!インターネットがいつも使えるのがあたり前と思ってはいけないと反省。
さて、先週から授業が本格的に始まりました。私は今学期は以下の授業を履修しています。ガバナンス・プログラムの学生は全員同じ授業です。
①『開発と政策、根拠と実践における考え方(Ideas in Development and Policy, Evidence and Practice)』
②『ガバナンス・政治・開発(Governance, Politics and Development)』
③『専門能力向上ワークショップ(Professional Skills Workshop)』
①は、
開発学研究所(IDS)の全ての修士プログラムの共通科目。週2回の講義(Lecture)と週1回のゼミ(Seminar)から成り、講義は大教室でのいわゆる講義形式の授業で、ゼミでは修士プログラムごとに分かれて講義の内容について議論します。
②は、ガバナンス・プログラムの必修科目で、①同様、講義(週1回)とゼミ(週1回)があります。
③は週1回で、単位にならない(=成績がつかない)のですが、学術論文の書き方の他、経済学、統計学、計量経済学の基礎を教えるとのことです。
先日少し書きましたが、IDSには「ガバナンス」の他に、「開発」「ジェンダー」「参加」「貧困」「科学」「グローバル化」の修士プログラムがあって、それぞれのプログラムで専門分野について学びつつ、①で開発全般について、③のワークショップで、途上国の問題を扱う上で基礎となる経済・統計などをおさえておこう、ということのようです。IDSに限らず、英国の修士課程の多くは1年間と短いので、いろいろな分野をカバーするために、駆け足にならざるを得ない面もあるのだろうと思います。
また、今学期は他に、参加型開発アプローチで有名なロバート・チェンバース先生のワークショップ(講習会)が数回あります。私は、チェンバース先生が2001年に来日された際に、講演会でお話をうかがったことがあります。先生のお話は忘れてしまったのですが、その講演会には、第一線で活躍されている日本人の開発実務家・研究者の方々がたくさん参加されていて、感動したのをよく覚えています。