第二次世界大戦中、日本に占領されたビルマに、イギリスから派兵された約10万人のアフリカ兵についてのお話で、彼らはビルマ・ボーイと呼ばれていたのだそうです。番組では、バーナビー・フィリップス(Barnaby Phillips)特派員が、ナイジェリアの首都ラゴスで、ビルマから奇跡的に自国に帰ってきたナイジェリア人のアイザックから当時の話を聞きます。そして、日本兵の襲撃を受けて瀕死の傷を負ったアイザックを家にかくまって看病してくれた地元の家族がいたことを知り、ミャンマーにその家族を探しに行くのです。
特派員はイギリス、ナイジェリア、日本、ミャンマーを訪れるのですが、映し出される街や人々の様子がとても対照的です。この人たちやその家族が、50年以上前にビルマのジャングルで同じ時間を共有していたというのが不思議なくらいです。こんなふうに異なる時間と空間、さらに人までも繋げることができるのはジャーナリストならではという気もします。英語の番組ですが、世界のいろいろな側面について考えさせられると思いますので、お勧めです。
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