今日は、世界銀行のプレスリリースのタイトルを見て、エイプリルフールかと思いました。タイトルは「国際金融公社(IFC)と世界銀行の報告書によると、東アフリカにおけるビジネスのしやすさは日本に匹敵し得る(East Africa Could Match Japan in Ease of Doing Business, Finds IFC-World Bank Report)」。アジアの新興国ではなくて日本?でも、世銀がエイプリルフールに嘘の記事を出すとは聞いたことがないし、そもそも今日は4月1日ではないし・・。
本文を見てみたら、今日発表された報告書「2011年東アフリカ共同体のビジネス環境(Doing Business in the East African Community 2011)の指標によるようで、「仮に東アフリカのもっとも優れた規制・手続きが全て実施されたとしたら、東アフリカのビジネス規制環境は日本と同じレベルになる(If the best of East African regulations and procedures were implemented across the board, the business regulatory environment in East Africa ... would be comparable to that in Japan)」とのことです。東アフリカの国々には、すでに指標ごとに成功事例があって、それらを全て実施したら、ビジネス環境指標の世界ランキングは日本と同じ18位になる、そのくらい東アフリカのビジネス環境は改善されてきた、ということのようです。
たまたま日本の今年のランキングが18位なので、引き合いに出されたのかもしれませんが、私が知っている東アフリカの国タンザニアと日本での公的な諸手続きにかかる時間と労力の違いを考えると、日本を持ってくるのはちょっと飛躍しすぎでは・・?と思ってしまいます。時間があったら、根拠となる指標とランキングについてもう少し調べてみたいところですが。
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