2009年10月23日金曜日

イエス・ミニスター

クラスメイトの間で流行ったものの1つが、80年代に英国放送協会(BBC)が放送した「イエス・ミニスター(かしこまりました、大臣)」とその続編の「イエス・プライムミニスター(かしこまりました、首相)」という政治コメディドラマでした。みんなでお昼に集まって見たりするうちに私もすっかりはまり、DVDを買いました。

「イエス・ミニスター」シリーズでは、内務省大臣のジム・ハッカー、事務次官のハンフリー・アップルビー、秘書官のバーナード・ウーリーが主な登場人物で、大臣VS次官、別の言い方をすると、政治家VS官僚のバトルが繰り広げられます。ハッカー大臣が新しい政策や省内改革を打ち出そうとすると、ハンフリー次官が関係者への根回しと流暢な言い回しで現状維持にもっていこうとし、秘書官のバーナードは2人の板ばさみになる・・というパターンが多いのですが、ブラックユーモアたっぷりで、リアルに作られています。

このシリーズの最終話で、時の運とハンフリーの手腕によって、誰も予想していなかったハッカー大臣が首相に就任し、続編の「イエス・プライムミニスター」シリーズで、同じ3人のやりとりが続きます。

政治家VS官僚というと、今の日本の政治にも関係するなぁと思っていたら、毎日新聞に関連記事が載っていました。インドにはインド版「イエス・ミニスター」があるそうですが、日本でもこういう番組を作ったら、一般の人々にとって政治家や公務員が身近に感じられるようになって良いのではないかと思います。ただ、日本ではここまでブラックユーモアの強い政治コメディは受け入れられないかな・・という気もしますが。

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