イースト・アングリア大学は、ロンドンから北に電車で2時間弱行ったノーリッジ(Norwich)という街にあります。私はロンドンより北に行くのはこれが初めてでしたが、ノーリッジは歴史の感じられる趣のある街でした。
参加者は、イースト・アングリア大学の学生が大半を占めていましたが、他にロンドンやバーミンガムからも博士・修士課程の学生が来ていました。意外にもサセックス大学からは私だけでした。確かにブライトンからノーリッジまで片道4時間近くかかるので、ちょっと遠かったですが・・。でも、大学内に一泊したので、ご飯を食べながら先生や他の参加者からいろいろお話が聞けて、とても有意義でした。
ワークショップでは、開発学のリサーチ・メソッドについて包括的に教えてもらいました。私が最近気になっている認識論(エピステモロジー、epistemology)や現地調査を行う上での倫理についても学べてよかったです。認識論は、研究者が世界をどうやって理解しているのかを問うもので、いわば研究者の立ち位置や心構えを示すものです。途上国の社会や人々を研究対象とする開発学では、「どうあるべきか」「どうすべきか」という規範的な側面を排除することができないので、認識論の考え方は特に大事だと思います。引き続き勉強したいと思います。
2日目、ワークショップでお会いしたYさんにノーリッジの街を案内していただきました。写真は、その時に撮ったノーリッジ大聖堂のステンドグラスです。