
パリに行ってから1ヶ月が経とうとしています。写真はいわずと知れたエッフェル塔。Tさんにエッフェル塔の周りをご案内いただいたのですが、お天気がよくてとても気持ちよかったです。
さて、4月20日に始まった今学期の授業をご紹介します。
秋学期・
春学期は10週間でしたが、今学期は授業が6週間だけで、その後、6月末に3千語の論文を2つ提出して終わりです。 また、秋・春学期の授業は、2時間の講義と1時間半のゼミから成っていましたが、今学期の授業は2時間の講義のみで、ゼミはありません。私が履修しているのは以下の3科目です。
①『貧困層向けの政策改革の政治(Politics of Pro-poor Policy Reform)』
②『地方分権と地方政府(Decentralisation and Local Government)』
③『専門能力向上ワークショップ(Professional Skills Workshop)』
今学期は
IDSの他の修士プログラムも含めた幅広い科目のなかから、どれでも2科目とることができます。私は結局、2科目(①と②)ともガバナンス・チームの先生の授業をとりました。
①の先生は、80年代にタンザニアのダルエスサラーム大学で教えていらっしゃったこともあるアフリカの専門家です。途上国の貧困層に配慮した政策に焦点がしぼられるのかと思っていたのですが、公共政策全般にあてはまる内容なので、個人的にはより興味をもって講義を聴いています。また、学生はそれぞれひとつ事例を担当していて、毎週のリーディングで出てきた理論が、その事例にあてはまるかを考えてくることが課題になっています。例えば私は参加型の計画立案がうまくいったモザンビークの事例を担当しています。
②は、ガバナンス修士プログラムのチューターをされている先生の授業。この科目には、ブライトンの隣のルイス(Lewes)市の市役所から町役場への分権状況について調査するという内容が含まれています。私のグループも来週、ニューヘヴン(Newhaven)町役場にインタビューに行く予定です。イギリスの地方行政について学べて面白いです。
③のワークショップは、秋・春学期に続き、修士の学生全員を対象としている科目です。今週、今学期が終わったあとに書くことになる修士論文に関するリサーチ・メソッド(調査手法)の授業があり、リサーチの基礎を学びました。