①『公共管理と組織開発(Public Management and Organisational Development)』
②『民主主義と開発(Democracy and Development)』
③『専門能力向上ワークショップ(Professional Skills Workshop)』
先学期は、ガバナンス・プログラムの学生は全員同じ授業を履修しましたが、今学期は4科目から2科目を選択しています。私は①と②を選びましたが、他の選択科目は『グローバル・ガバナンス(Global Governance)』と『社会のエンパワメント(Empowering Society)』です。それから、先学期同様、IDSの全修士プログラム共通のワークショップ(③)があります。
①の公共管理は、月曜に講義(Lecture)とゼミ(Seminar)がありますが、履修者数が30人以上の人気コースです。 主に行政府に焦点があてられていて、ウェーバーの官僚制から始まり、公務員制度、行政サービスにおける政府と国民の関係などが取り上げらています。
②の民主主義は、火曜に講義とゼミがあります。こちらは履修者は約15人です。2人の先生が担当していますが、1人は政治学、1人は社会学ご専門なので、お二人の視点の違いが見えてとても興味深いです。それから、先生方がエクアドルとブラジルご出身で、中南米の事例が多いので、個人的には新鮮で面白いです。
また、いずれもチューター(ゼミを担当する講師)もとても良いです。②の民主主義のチューターはベテランの講師の方で、先学期もガバナンス・プログラムのチューターを務められた方。①の公共管理のチューターは、IDSの博士課程の学生で、チューターを務めるのは初めてだと思うのですが、学生の意見を聞いて解釈したり、まとめたりするのが上手です。
③のワークショップは隔週水曜に行われ、先学期同様、単位にならない(=成績がつかない)科目です。先学期のワークショップは、経済、統計などアカデミックな内容が中心でしたが、今学期は就職に関するアドバイスなど、実務的な内容になるようです。
ということで、今学期は月曜、火曜、そして隔週で水曜に授業があるだけで、木曜~日曜はフリーの言わば「週休4日」になりました。実際には授業がない日も勉強するのでお休みではないですが、それでも気分的に楽です(おかげで風邪をひいた先週もワークショップを欠席しただけで、メインの授業を休まずに済みました)。
今学期は大学の授業の勉強に加えて、自分のタンザニアに関する研究の準備も進めたいと思っているので、有効に時間を使いたいと思います。