暑中お見舞い申し上げます。ロンドン・オリンピック開催中ですね。私もインターネットで開会式を見て、毎度のことながら各国選手の入場で感動しました。今日、日本がスペインに勝ったサッカーの試合を見に行った方からお話を伺ったら、私もせっかくロンドンの近くにいるのだから、記念に一回くらい見に行けばよかったなと思いました。
さて、私は前回書いたとおり、エセックス大学のサマースクールで統計ソフトのスタータ(STATA)の使い方を習ってきましたが、他にも学術研究者の間ではいろいろなソフトウェアが使われています。私が今使っているのは、エンドノート(EndNote)という参考文献を管理したり、自動的に参考文献リストを作成したりするソフトと、スクリブナー(Scrivener)という長文を書くためのソフトです。
エンドノートは、本や論文、新聞記事、ウェブサイトなどを管理するカタログのようなもので、文献をあらかじめ登録しておくと、文献の検索、論文を書くときの文献の引用、参考文献リストの作成がスムーズにできます。文書を添付することもできるので、PDFの論文はほぼすべてエンドノートに保存しています。私は博士課程を始めた2010年から使っていますが、最近文献の数が600を越えました。全て読んだわけではなく、とりあえず登録しておこうという程度の文献もたくさんあります。関心のある本や論文というのは限りないものなので、エンドノートの文献は今度ひたすら増える一方なんだろうなぁと思います。
スクリブナーは、博士論文や小説など長い文章を書く人向けの文書管理ソフトです。もともとMac用のソフトだったのですが、Windows用も出てきました。スクリブナーを使って博士論文を書いた友人が、スクリブナーがなかったら、論文を書き終えるのに数か月余計にかかっていたと思う、と言って絶賛していたので、私もためしに買ってみました。まだ全ての機能を把握していないのですが、確かに文の全体像が一目でわかり、章と章の間を簡単に行ったり来たりできます。私も博士論文はスクリブナーを使って書くことにしました。
研究などでたくさんの文献を扱う方には、エンドノートやそれに類似した文献ソフトは是非おすすめしたいと思いますが、スクリブナーはまだわかりません。まぁスクリブナーの文章はワードに出力することができるので、使い勝手が悪かったら、ワードに戻ればよいのですが。
ということで、私は今月1日からやっと博士論文を書き始めたのですが、毎日スクリブナーとエンドノートを開いて作業しています。どちらもバックアップをしっかりしなくては。。