報告書を書いている最中、IDSガバナンス・チームの博士課程の友人から聞いた話は参考になり、励まされました。彼は博士論文をほぼ書き終えて、指導教官などからコメントをもらって修正している段階です。彼も私のように現地調査を2回に分けて行ったのですが、1回目の調査では期待していたデータがどうしても集まらず、ブライトンに戻ってきてから、リサーチ・クエスチョン、研究の枠組み、調査対象地域を大幅に変更したのだそうです。途中で枠組みを変えるのは、なかなか大変だったということ、でも、そこで変更したことによって、2回目の調査では必要なデータを効率的に収集できたことを具体的に教えてくれました。
私は、彼が昨年行った研究の進捗報告セミナー(Work-in-progress Seminar:WIP、ウィップと呼ばれています)での発表を聞いて、明瞭な分析をしていてすごいなと思ったのですが、実はその過程には試行錯誤があったのでした。
彼は、私が昨年、研究概要(Research Outline)を書いていたときにも、彼自身の経験に基づいて、的確なアドバイスをしてくれました。同じガバナンス・チームで関心分野やアプローチに近いところがあるせいか、とても参考になるので有難いです。