2010年7月21日水曜日

発表

先週金曜に研究概要発表が終わりました。IDSのガバナンス・チームの先生方や博士課程の学生たちが来てくれて、私の研究テーマについて議論してくれた30分は、これまでに経験したことのない非常に貴重な時間でした。発表後に、博士課程の学生の部屋(DPhil Room)に戻った後も、学生との議論が続いて、さらに新たな視点を得ることができました。

自分ひとりで追っていた研究テーマが、指導教官、他の先生、学生にどんどん伝わっていって、「自分だったらこう考える」「これはこういう意味なんじゃないか」と考えを共有してもらうことは本当に有難いです。私にとっては、優秀な先生や学生の頭脳の一部をお借りしているような感じです。

月曜に、指導教官のお二人にお会いして、さらにいろいろアドバイスをもらいました。お二人ともいつも親身になって指導してくださって、ほんとうに有難いです。他にも研究概要を書いている最中に、1時間以上かけて一緒に研究概要の中身を見てくれた元フラットメイトのAや、研究概要のドラフトを全て読んでコメントをくれたFや、スワヒリ語の先生、ケニア人の友人、日本人の友人、元クラスメイト、事務のスタッフ、今住んでいるお家の家主、みんなにサポートしてもらいました。私はなんていい人たちに囲まれているんだろう・・と思って、有難い気持ちでいっぱいになりました。

写真はIDSの入り口です。

2010年7月13日火曜日

近所

今週金曜の研究概要発表(Research Outline Seminar)まで、あと数日となりました。ここ1ヶ月くらい黙々と、この研究概要を作っていて、昨日IDSに提出したので、あとは金曜に先生方の前で発表して一段落です。研究概要の発表は、博士課程1年目の終わりに行うもので、発表後、研究概要を大学に正式に提出して、現地調査に行ってよいという許可を得て、2年目に調査に行くという流れです。私はまだ1年目の途中ですが、10月から現地調査に行きたいと思っているので、早めに発表することにしたのです。今日、発表用のパワーポイントを作ったら、スライド34枚になりました。発表時間30分なので、ちょっと厳しいかな・・。明日、指導教官に会うので、アドバイスをもらってきます。

研究概要を書いている間、家からセント・ジェームズ・ストリート(St. James's Street)にあるモリソンズ(Morrisons)というスーパーまで買い物に行くのがちょっとした息抜きでした。私が下宿している家のあるハノーバー(Hanover)というエリアからモリソンズまで歩いて20分くらいですが、ハノーバーの住宅街を通り抜けるのが、なかなかよい散歩道なのです。ハノーバーは高台なので、西側にブライトン駅の一帯が見えますし、最近、近所に素敵な通りがあるのを見つけました。この通りの東側に並ぶ家は、壁の色、番地のナンバープレート、ドア、窓の飾りなどが1軒1軒違っていて、それぞれに表情があるのです。この通りを通るときは、ずっと家を眺めているので、横を向きっぱなしです。それから、先日、夜に元フラットメイトのAと歩いていたら、セント・ジェームズ・ストリートの手前で、キツネの親子(か夫婦か兄弟)を見ました。Aは前にもその辺りでキツネを見たそうです。ハノーバーに住んでいるのでしょうか。